壁打ち

カルピス:水=0:10くらいの濃度

映画「スパイダーマン:ホームカミング」

スパイダーマン:ホームカミング

 

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監督:ジョン・ワッツ
原作:スタン・リー
出演:トム・ホランドマイケル・キートンロバート・ダウニー・Jr

 

 

あらすじ:やばい武器作ってる人たちを15歳が何とかする。

 

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※ネタバレしかしません。

 

 

ネタバレ無しは以下リンクでどうぞ。 

filmarks.com

 

 

 

スパイダーマン:ホームカミング』は「みんなご存知、スパイダーマンの新作だよ~!」という出だしで、完全にシリーズ初見の人間ををぶった切ってきました。

どなたかも言ってましたが、オタクウケのいいスパイディだったと思います。

映画館にてパンフレットを買うために並んでいると、前のカップルがグッズを見て「ピーター?パーカー?だれ?」「知らねー。作者じゃね?」と言っていたので、私は彼女たちが大丈夫だったのか不安で仕方ないです。

 

 さて本題ですが、今回「心の葛藤問題」が非常に鮮明に出てますね。
「今までのサム・ライミ版、アメイジングと比べて葛藤や苦悩が物足りない」というレビューをかなり見ました。
確かにそうかもしれませんが、よく考えてほしい。MCU版スパイディ、15歳ですよ。
しかもトニー・スタークに「14歳」と言われてピーターが「15歳!」と訂正入れてるということは、15歳になったばかりの可能性が高い。15歳、中学3年生。

15歳らしい青春物語で、今までのようにアクションに焦点を置くと確かに物足りないかもしれない。

 

 

www.huffingtonpost.jp

 

このインタビュー記事でジョン・ワッツ監督は

ピーターぐらいの年頃って、人としてもまだ未熟だし、モノの見方もあやふや。「世界が広い」ということも、なかなかわからない。そういう部分を反映しながら、新しいピーター・パーカー像を作れたら良いなって思ったんだ。

 

と言ってます。
正にその通りで、世界とか平和とか、大きな規模のことについて葛藤するというのは出来事として大きすぎて全貌がつかめない。だから深くは考えられない。彼の目の前で起こる出来事に対しての彼なりの葛藤は"青春とヒーロー、どちらを取るか"ということ。
それって一番単純だけど当事者の彼からしたら一番迷うべき場所だと思う。友達と普通にプールやパーティで遊びたい。でも、スタークに認められて住む街や、大切な人を守りたい。

好きな人や友達と一緒に楽しむことよりも、特別な力をしかるべき場所に使う決断。

 プールやパーティーでワイワイしている皆を一歩引いたところから見て、それを振り切ってでもヒーローを選んだピーター。何度もそのシーンがありましたが、もうそれだけで十分じゃないかと。

その彼の決断を描き、ヒーロー誕生としての第一話。


成長はこれからしていくと監督も仰っているし、本当に今後が楽しみなヒーローとしてデビューできたのではないかなと思います。

年齢を免罪符に、というつもりはないけど、等身大で魅力的なヒーローだと思いました。特に自分で災難を呼び寄せちゃって大人に迷惑かけてしまうところとか、詰めが甘いところとか。

 

スタークおじさんに「スーツがなければ戦えないような弱い人間はいらない」とスーツを取り上げられてしまうピーター。スーツ無しでラスボス・バルチャー(マイケル・キートン)に挑み、なんやかんやあって瓦礫の中で「助けて!ここにいるよ!助けて!」と叫ぶシーンではもう心が痛くてたまらなかった。
そして最後の最後までスーツなし。これが一番のスタークへの証明であり、自分へのミッションだったのだろうなあ。

 

未来がたくさん詰まっているピーター・パーカーに、またスクリーンで会えるのが楽しみです。